『しゃばけ』シリーズの第１作目。

他の２作とは違い、こちらは江戸時代のお話。舞台が江戸だと言うと難しそう……と敬遠される方がいらっしゃるのですが、非常に読みやすい文体で書かれています。

主人公は大きな廻船問屋の若だんな、一太郎。話が始まって早々、夜道を歩く一太郎に暗闇の中から声がかかります。それは所謂、妖怪、付喪神。普通の人なら悲鳴をあげて逃げ出すところですが、なんと若だんなは笑みを浮かべ話しかけます。そう、彼は昔から妖怪が見える体質。これは色んな妖怪と暮らす若だんなが事件に巻き込まれる、和風ファンタジー推理小説です。

何と言ってもキャラクターが魅力的！若だんなに、手代の佐助と仁吉、そして数々の妖怪達……。ひと癖もふた癖もある人(？)達ばかりで、彼らの会話がとても面白いです。妖怪と一口に言っても、色んな立場があって、色んな性格があって……協力的な者もあれば、面白がって見ている者も、悪意がある者だっています。

個性的なキャラクターが好きな人にオススメ。

オタクというのは好きなことを語り出すと止まらないという特徴があります。

とりあえず本の好きなところを書いて見直したところ、あまりにも長過ぎた為、それぞれ半分程削ることになりました。

それでも読み辛かったらすみません。伝えたかったんだ……本の面白さを……！

今回紹介した本は、全て文庫本サイズのものが出ているので、通学、通勤中などに読むのもいいかもしれません。

集中しすぎて駅で降り損ねないようにだけ気を付けてください。その点に関しては一切責任を持てません。私もよくやる。

と、これからこんな感じで色々書いていきます。

よろしくお願いします。

ふく